スーパーリフター(門型油圧リフター)

スーパーリフター(門型油圧リフター)を用いることで、天井クレーンが設置されていない工場や移動式クレーンの設置スペースがない場所でも、重量物を吊ったまま水平・真上・真下・横へ移動させることができます。スーパーリフター(門型油圧リフター)により、車両への積み込み・荷降ろしや、せり上げ用・支持用台としての使用など、アイデア次第でさまざまな活用が、安全・確実・省コストでできます。
重量物の搬入搬出計画でのお困りごと、他社で断られてしまうような難しい重量物の運搬・搬入・据付工事や、スーパーリフター(門型油圧リフター)に関することなら何でもお気軽にご質問ください。経験豊富なスタッフが丁寧にご対応いたします。

3tリフター
10tリフター
10t×2門
20tリフター
30tリフター
30t×2門
60tリフター

リフターの選択から設置まで

作業環境、重量、内容に応じてリフターのジャッキ、走行フレーム、レール、ビーム、吊りフックを選択します。

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リフターの選択

ジャッキの選択

15tジャッキ6本、5tジャッキ8本を所有しております。
●20t以下までの重量物を移動させたい場合
 →5tジャッキ4本が必要となります。
●30t以下の重量物を移動させたい場合
 →15tジャッキ2本が必要となります。
●60t以下の重量物を移動させたい場合
 →15tジャッキ4本が必要となります。

5tジャッキのストロークは3000mm、15tジャッキのストロークは3520mmになります。
揚程が足りない場合は、延長ソケットをジャッキ上に取り付けることができます。

能力5t/本
能力15t/本
15t×6本所有
5t×8本、15t×8本
15t
走行フレームの選択

ノーマルタイプはジャッキ取付ベースが中央に1カ所のみで10tリフター用と30tリフター用があります。
走行駆動装置付きタイプはジャッキ取付ベースが3カ所あり、1台につき2本までジャッキを取付けることができます。
10t、20tリフター兼用と30t、60tリフター兼用があります。

ノーマルタイプ10tリフター用
走行駆動装置付10t、20tリフター兼用
走行駆動装置付30tリフター用
ノーマルタイプ30tリフター用
ノーマルタイプ30tリフター用
走行駆動装置付30t、60tリフター兼用
走行駆動装置付60tリフター用

各走行フレームは連結して使用することができます。連結用治具は長さ調節ができるため、長尺物の吊り位置調節が可能です。

連結用治具
連結用治具
連結用治具
連結用治具
レール

作業環境や水平移動させたい距離に応じてレールを敷設します。
移動ルート中で最も高い地点を基準にして前後のレベル差を盤木、山留材、四角支柱などを用いて同じレベルになるよう調整していきます。
左右のレールレベル差は、ジャッキストロークで調整可能です。

10t/20t兼用レール
サイズ:150×530
1.5m〜8mまでの各サイズ
合計80m対所有
30t/60t兼用レール
サイズ:300×760
1.5m〜8mまでの各サイズ
合計70m対所有
ビーム

レールスパンに応じてビームの長さを決定します。
ジャッキのビーム取付部は押えプレート方式の為、ビームを任意の位置で固定できます。
ご希望の長さのビームを制作することも可能です。

10tビーム
サイズ:300×300
4m、5m、6m、7m所有
20t/30t兼用ビーム
サイズ:600×650
5m、7m、8m、8.5m、10m所有
ジャッキ取付部
60tビーム
サイズ:700×930
8mのみ
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吊りフック

ワイヤリングのために回転フック、(車輪つき)ギアトロ、ハンガーをビームに取り付けます。

  • 横行移動が必要な場合は、回転フックまたはギアトロが必要になります。
  • 吊上げてから据付までに重量物の旋回が必要な場合は回転フック1台となります。
  • 回転フックは、チルクライマーとビーム上でワイヤリングすることで、電動で横行が可能となります。
  • 60tビームには、60t回転フックが1台または30t回転フックが2台または30tハンガー2台が取り付け可能です。
  • 20t/30tビームには、30t回転フックが1台、20t回転フックが2台または15tハンガーが2台取り付け可能です。
  • 10tビームには、10tギアトロ2台または5tハンガー2台取り付け可能です。
20t回転フック×2台
30t回転フック×2台
60t回転フック
15t/30tハンガー
2tチルクライマー
10tギアトロ×4台
5tハンガー×4台

取り付け例

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運搬

各リフターはコンパクトに分解が可能なため、容易にトラックで運んで、簡単に現場で組み立てることができます。

総重量 運搬用トラック
60t 18t 大型トラック2台
30t 8t 大型トラック1台
10t 2.5t 中型トラック1台
オプション・走行レール除く
運搬状態
運搬状態
運搬状態
運搬状態
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組立

≪60tリフター組立例≫
基礎の段差によって尺角・鋼材等を使用し、前後の走行レールの高さを調整します。左右のレールレベルは、必ずしもそろえる必要はありません。走行フレームをレール上に置きジャッキを取り付け、トップテーブルを取り付けます。
ビーム、フック類を取り付け、油圧ユニットとケーブル類を接続して完了です。

1.レール敷設
2.走行フレーム上架
3.ジャッキ取付
4.トップテーブル取付
5.ビーム取付
6.ホース・ケーブル接続

使用例

リフター2門での長尺物立起こし

  • 高さのある長尺物を搬入時は寝かしたまま移動し、設置前に立て起こして据付することができます。

重量物搬送台車

  • 走行フレームにジャッキを取り付けずに鋼材で連結することで自走台車として利用できます。
  • 屋外で、レッカー等でリフター台車上に仮置し工場内に移動後、別リフターで吊り上げ移動、据付することができます。

せり上げ用ステージ(ジャッキリフト)

  • リフター2門のビーム上にステージを取り付けることで、デッキリフトとして利用できます。さらに横引用レールを取り付けることで、開口部から2F3Fへの重量物の搬入、搬出が可能となります。
スーパーリフターの寸法・仕様についてはカタログをご覧ください